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2023年7月22日は琵琶湖でさわだ君、ヤマノカミ君、西村、他3人の計6人でカワニナ採集でした。
前回と同様に大人の事情が多いので詳細は控えめにします。1箇所目は竹生島周辺で潜りました。
過去3回(2010年2011年5月2011年8月)採集しています。もう12年ぶりなんですね。

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琵琶湖汽船で行った際に、弁天浜というのが気になっていました。
カワニナ丸でこのあたりを通ったのですが、弁天浜らしき場所は見つかりませんでした。
竹生島 and 弁天浜で画像検索しても、弁天浜らしき画像はヒットしません。
ウソペには「北西には、断崖で囲まれた竹生島の唯一の砂浜である弁天浜が広がる。」
Google マップのクチコミには「ここで泳ぐ人はいません」とあります。

浜(赤枠だけ)はありました。島をほぼ一周していますが、そこ以外に浜状地はなく、
地理的にも弁天浜だと思います。ここでいないとされる泳ぐ人になって上陸してみました。
浅場はあるので、南郷洗堰が出来る前は、水位低下でより広く浜になっていたかもですが、
浜と浅場のどちらも砂浜ではなく礫浜で、それも非常に狭くて広がってもいません。

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右上の白く小さなものはサギ類、左下は荒神岩、右下は小嶋(小島)です。
1箇所目、竹生島周辺、ウエットスーツ、09:54~11:48(1時間54分間)、732m遊泳。

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先週も連れて行ってもらいましたが、多景島も追加調査をしました。
2箇所目、多景島周辺、ウエットスーツ、12:43~13:15(32分間)、160m遊泳。
彦根港に戻って某氏が合流。4(5)人とお別れしてヤマノカミ君と岐阜県へ。
3箇所目は胴長魚捕り。4箇所目は川潜り。そして解散となりました。
誘って下さってありがとうございました。夢のような2週末でとても楽しかったです。
動画 https://youtu.be/rAXvMzcEveU

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竹生島周辺のカワニナ属貝類です。上画像の左からチクブカワニナ、モリカワニナ、
シノビカワニナ、オオウラカワニナです。シノビとオオウラの識別が難しいです。
北岸のオオウラとは形態が違うようなので、産地が同定に極めて重要になりそうです。

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2023年7月15日は琵琶湖でさわだ君、ヤマノカミ君、西村、他3人の計6人でカワニナ採集でした。
色々と認めたておきたいことはあるのですが、大人の事情が多いので詳細は控えめにします。
1箇所目は沖の白石周辺で潜りました。私にとっては最強のパワーダウンスポットで、
過去3回(2010年2011年2012年)の翌日に不幸なことがありました。
沖の白石へ行けば何か祟りがあると学習し、4回目は11年も行く機会はなかったですが、
今回は意を決して参加させてもらいました。誘って下さってありがとうございました。
ちなみに、当ブログのヘッダーは2010年の沖の白石です。

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ウエットスーツ、09:39~10:29(50分間)、182m遊泳しました。過去3回は海パンでしたが、
深い場所は水温躍層が激しく、5℃くらい下がったりするため、ウエットスーツにしました。

シライシカワニナとコンペイトウカワニナです。過去3回はシライシはハベのシノニムだろう、
と思っていましたが、今では有効種として扱われて、琵琶湖にハベは分布すらしない。
コンペイトウカワニナはヤマトカワニナ(チクブカワニナ型)として認識していましたが、
ヤマトと旧チクブは同種で、竹生島のが新チクブとして記載され、沖の白石と多景島のは、
コンペイトウとして記載されるという、10年ちょっとで2つとも変わっていました。

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多景島です。過去3回(2010年2011年2014年)採集しています。
この島は沖の白石のように祟りはありませんが、尼さんとの交渉というのが最大難関です。
今回はご不在というのを予め確認していて、とてもとても気が楽でした。

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ウエットスーツ、11:35~12:47(1時間12分間)、603m遊泳(多景島周辺一周)しました。
タケシマカワニナとコンペイトウカワニナです。タケシマもハベだと思っていたのですけどね。

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右個体の同定に紆余曲折があって、まだ確定はしていませんが、とりあえずカワニナ類を、
iPhoneなんかで撮影して、その画像を証明に使うなんて、出来ないことがよくわかりました。
先日にWi-Fi用のAQUOS R3のバッテリー交換したら、カメラが正常動作するようになったので、
もうiPhoneからSIMカード抜いて、AQUOS R3を再び使おうかと思い始めています。
今回の採集があったからこそ、結論付けられることもあると思うので、とても有意義でした。
動画 https://youtu.be/jaW3vbBPBSQ

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2023年6月24-25日はハリーさんと琵琶湖及び周辺で採集しました。
2023年3月に採集した1箇所目を再び調査。ここは大事な場所なのです。
3月は荒れてまともな採集が出来なかったですが、今回は確り探すことは出来ました。
ただ、狙っていたものが捕れず、三度もう少し時間をかけて、広い範囲を調査したいです。
私の採集です。動画 https://youtu.be/TEaYeb4DKcc

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ハリーさんの採集です。

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タテジワカワニナ、サザナミカワニナ、ケショウカワニナですかね。

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2023年6月3-4日は琵琶湖でささき君と採集しました。
魚狙いのついでにカワニナ拾いしました。採集場所ではないですが、
月夜が綺麗だったので撮影したらこんな画像。iPhoneの良さが未だに分からない。
イワトコナマズの産卵も撮ったつもりでしたが、ザラザラボヤボヤ画像で何が何だか…。

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イボカワニナ×2、カワニナ種群(チリメンカワニナ形態)、トキタマカワニナです。
久しぶりに眠気の峠を越えてしまい、目が冴えたまま帰宅できました。

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2023年5月21日は琵琶湖と濃尾平野でさわだ君、かおるさん、ヤマノカミ君、
西村の4人で採集しました。いつもはウナギ突きのついでにカワニナ拾いですが、
今回は数カ月前から事前に準備。荒れていない日に決行するため、3週末を空けていました。
そして21日朝ならばイケルと判断。02時40分に起床し、05時30分に琵琶湖の近くへ到着。
ヤマノカミ君は車で寝ていました。起こさないように琵琶湖を見に行くと鏡の湖面。
最高の状況です。しばらくしてヤマノカミ君が起床、さわだ君とかおるさんが到着。

磯と磯沖暗岩の距離は400~450mです。多景島の奥に沖の白石、磯の背後に礒﨑神社。
沖の白石-多景島-磯沖暗岩-磯-礒﨑神社はだいたい直線上に並んでいます。
今回はさわだ君が磯沖暗岩、中間水域、磯でカワニナ採集をします。
最も懸念されるのは、船の往来が多い中間水域で、衝突する可能性があることです。
私が昔に磯の近くで潜った時、浮上したら1mもない位置に漁船の左舷船首があり、
漁師さんが覗き込んで来て目が合いました。もう少しのところで衝突するところでした。
そこでとにかく目立って、船舶に存在を気付いてもらい、避けてもらうことを重視しました。

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1本目はさわだ君が磯沖暗岩へ行き、カワニナ採集して戻ってきます。
装備はドライスーツですが普段と違うのは、ベルト1本と軽めのウエイトで動きやすい。
過度な安全性を考えてライフジャケットを着用し、磯沖暗岩の灯標で着脱する。
ドライバッグ(旗付き)を曳航。マスクのバンドの後ろに反射材。腰背側に防水ライト点灯。
予備のマスク、シュノーケル、フィン。やりすぎなくらいの安全対策をしました。
防災セットが重過ぎて、逃げ遅れるのではないか、と似た感じの危険性がある。

さわだ君が無事に泳ぎ出し、かおるさんは見守り続けます。何かあったら110番の準備。
磯沖暗岩で装備などのトラブルがあったら、さわだ君が手を5回以上振ることで、
私やヤマノカミ君が助けに向かうか、110番することになっています。
私はウエットスーツ、ヤマノカミ君はドライスーツに着替えて、岸近くで採集。

07:16~07:39(23分間)だけ採集して、岸でかおるさんとさわだ君の様子を見守り。
ヤマノカミ君も戻って来ました。その少し後でヤマノカミ君が泳いでいた近くを船が通り、
岸近くも安全ではないです。さわだ君は遊泳中に何度か船に話しかけられていたので、
目立つ作戦は功を奏しました。さわだ君が戻って来ました。磯沖暗岩での採集は無事成功。
画像右は私が捕ったニセマツカサガイ琵琶湖型(左上)とタテボシガイです。
さわだ君の採集風景を撮る余裕はなかったです。動画 https://youtu.be/kNySMSh1mVc

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2本目はさわだ君が中間水域へ行き、カワニナ採集して戻ってきます。
船の往来が多くて、今回の採集で最も危険性が高く、何かあっても助けられません。
ライフジャケットは脱ぐところが無いため着られません。3人は岸で見守ります。
画像中央はさわだ君のすぐ近く(橙色のドライバッグが見える)を、
水上暴走族が通って行きましたが、操縦士は存在に気が付いていると思います。
画像の左上は08:28で、下は08:59です。31分間で凪ではなくなったのが分かると思います。
これが琵琶湖の怖いところで、15~20分単位で波が出たり治まったりします。

3本目はさわだ君が磯へ行き、カワニナ採集して戻ってきます。
安全度が高い場所で、さわだ君と初めて会った2016年に、一緒に潜った場所です。
その時は琵琶湖をなめていると思いました。私は2011年頃から磯は15回くらい潜ったかも。
さわだ君の磯沖暗岩、中間水域、磯でのカワニナ採集は、お陰様で無事に完遂しました。
この場所は多方面に、色々とご心配とご迷惑をお掛けし、改めて申し訳ありませんでした。

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画像の左は磯沖暗岩産で右は磯産です。そっくりです。私は初めて捕った日から、
暗岩固有種なのかと記しています。この疑問はさわだ君が解決してくれることでしょう。