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三重県の水路で採集したオバエボシです。
この記事の続きです。捕ったとき、オバエボシだっ。とは口に出せませんでした。
ヨコマハシジラガイで驚愕中に、オバエボシまで捕れたという、何とも言えない恐怖感。
帰りの運転は普段よりも気を付けました。ハマグリは最大火力で長く茹でました(笑)。

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オバエボシは3個体。ヨコハマシジラガイ7個体に、1個体くらいの割合で捕れました。
両種類とも飼育中ですが、オバエボシは足をよく出して、動いています。
3月に岡山県で探そうと思っていたくらいなのに、これで別の採集に時間を使えます。

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これでイシガイ類は、イシガイタテボシガイオトコタテボシガイヨコハマシジラガイ
ニセマツカサガイトンガリササノハガイ(ササノハガイ含む)カタハガイマツカサガイ
オバエボシタガイヌマガイマルドブガイオグラヌマガイ(メン)カラスガイを採集。

残すはカワシンジュガイ、コガタカワシンジュガイ、イケチョウガイ、フネドブガイ、
ドブガイモドキの5種類だけです。このうちカワシンジュガイとコガタカワシンジュガイは、
山にいるようなので興味が無いです。フネドブガイとドブガイモドキ(在来ならば)は、
捕りたいですが、分布的に気軽に行ける地域ではなく、ちょっと遠い感じです。
イケチョウガイ(琵琶湖固有種)は、琵琶湖ではヒレイケチョウガイとの遺伝子汚染で、
純系は移植の青森県にしかいないとか。そうなると、粗方のイシガイ科は捕ったかも。

ただ、イケチョウガイは雑種も捕ったことがないので、今夏は狙ってみたいと思います。
残存していることが知られている某内湖ではなく、本湖に潜って捕ってみたいです。

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三重県の水路で採集したヨコハマシジラガイです。
10年余り前に、岐阜県の小河川で何種類かイシガイ科が捕れ、その中にそれっぽい個体を、
捕った記憶があり、その場所で昨年も狙いましたが、イシガイ科は何も捕れませんでした。
前と環境はそれほど変わっていないですが、雑誌に貝がいることが載せられてしまい、
更に前よりも川へ入り易くなり、たぶん乱獲で消えたのだろうと推定しています。

先日、うなたろうさんに、ヨコハマシジラやオバエボシの捕れるところを、聞いてみました。
すると、何貝かはわからないが、何種類かの貝が捕れるところを知っていると。
蛤捕りを終えて、うなさんと別れた帰りに、maikyさんと行ってみることにしました。

教えられた場所に着きました。ビニール手袋は蛤捕りで濡れてしまっていたため、
素手で気温-1℃の中、胴長を履き、水路の中へ入りました。そして数回たも網を入れると、
ヨコハマシジラガイがざくざく、更にオバエボシまで混じる、夢のような場所でした。
要芽さんとは琵琶湖へ潜って、漕艇部に怒られてまで、真剣に探していたオバエボシが、
こんなにあっさり。2種類とも捕れるなんて。どんだけ苦労して探したことか(感慨無量)。

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一掬いで5個体くらい捕れるので、採集は狭い範囲をしただけで、すぐに終わりました。
maikyさんと捕れた理由を分析しました。まずmaikyさんと私の2人だけで採集へ行くと、
目的の物が捕れる確率が非常に高い。そこにどなたか加わると、確率が下がります。
そして、うなさんから聞いた、ぼやっとした情報は、たいてい当たりが多い。
更にハマグリが不漁で、他で挽回したいという、やる気力がまだ残っていた。
しかも、昨年にtさんだけが胴長で入った水路でした。私が二枚貝は捕れませんか?
と聞いたら、捕れないと答えが返って来ました。tさんが捕れないと答えた場所は、
捕れる確率が高い場所です(爆)。様々な好条件が重なって、採集するに至りました。

ちなみに、三重県RDBでは↓のようにあります。本冊も確認しています。
「既知の生息地は5地点以下で健全な個体群が維持されているのは1地点のみである」
この場所は地図にプロットされた場所ではありません。kondo先生のサイトで確認しても、
プロットされていませんでした。しかも健全な個体群。次記事のオバエボシも同じです。
うなさん、maikyさん、要芽さん、そして忘れてはいけないtさん、ありがとうございます!!


追記 2020年01月25日
Y氏にご教示して頂きました(感謝)。当産地はニセマツカサガイ三重県中部型(暫定名称)で、
三重県の他産地や愛知県・岐阜県などは、ヨコハマシジラガイだそうです。

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先月に琵琶湖で変なシジミ類が捕れ、気になって色々と調べてみました。
その際に有用な情報をご教示下さった方は、大人の事情でイニシャルも出せませんが、
ここに記して感謝の意を表します。以下に記すことは、科学的根拠に乏しいこともあり、
少々問題も残りますが、ほとんど周知されていないため、啓発の意味で記事にしました。

琵琶湖淀川水系(汽水域を除く)にシジミ科は3種類が知られています。
●セタシジミ Corbicula sandai Reinhardt, 1878
 琵琶湖淀川水系固有種。過去に各地へ移植されたが、繁殖は難しいようです。
●マシジミ Corbicula leana Prime, 1864
 日本全国にいる広域分布種。琵琶湖の個体群は他産地よりも大きいものが多い。
●タイワンシジミ種群 Corbicula fluminea species complex Prime, 1774
 要注意外来生物。分類学的に定説が無い。マシジミを含めて1種とする説もある。

私にとってセタシジミは、かつて名古屋のスーパーでも見かけ、食べたこともあります。
滋賀県では今でも売られている、水産上重要なシジミ類ですが、漁獲量は下降線。
そのため滋賀県として、セタシジミを種苗生産し、放流を行っているようです。

序論はこのくらいにして、写真左は典型的とも言えるセタシジミ(老成でやや黒色化)です。
右はタイワンシジミ種群です。中央は殻幅がどうのとか、難しい専門用語を書かなくても、
両者の中間的な形態に見えませんか。雑種だと思います。遺伝的精査を行っていないため、
一応、疑問符を付けましたが、形態からセタシジミ、マシジミ、タイワンシジミ種群、
この何れでも無いと思われます。雑種と見なすのが、最も当てはまっていると思います。

こちらを簡単に言うと、セタシジミとタイワンシジミ種群は、雑種化しているのです。
これとは別の研究でも、セタシジミへの遺伝子汚染は、確認されているそうです。
タイワンシジミ種群は、2008~2009年に琵琶湖10/53地点で、確認されています。
岸近くの浅場は、かつてマシジミが多かったですが、現在ではタイワンシジミ種群が蔓延。
沖合の深場は、まだセタシジミが多いようですが、その中間域は雑種が多いようです。
進行すれば、沖合の深場のセタシジミも、遠くないうちに、全て雑種化することでしょう。

更に、セタシジミの種苗生産されている個体には、雑種と思われるものが多いそうです。
これは外来生物を、県費を使って増殖放流し、汚染を拡大させている、恐れがあります。
増殖放流するほど、セタシジミ絶滅へのカウントダウンを、早めていることになるのです。
雑種も美味しいようで、普通の人は区別できないため、どうでも良いのかもね(はぁ~)。

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写真は2010年6月13日に、mさんと琵琶湖南湖(東岸)で、長いたも網で採集しました。
左は典型的なセタシジミと言って良いと思います。このときはマシジミも捕れました。
また、琵琶湖固有種のビワコドブシジミと、カワムラマメシジミも捕れて、
死殻ながらビワコミズシタダミも確認。非常に琵琶湖度の高い場所と思われました。

そして3年余り経った2013年8月25日に、kさんとたも網を持って、素潜りで採集しました。
本気で採集するも、ビワコドブシジミと、カワムラマメシジミ、ビワコミズシタダミは、
貝殻すら確認できず。それに変わって、見慣れないシジミ類ばかりが捕れました。
その中の1つが写真1枚目の中央(雑種?)です。典型的なセタシジミは捕れませんでした。
推察すると、3年余りでタイワンシジミ種群の侵入によって、セタシジミは雑種化し、
タイワンシジミ種群が、他の二枚貝の居場所を、奪った疑いが強いです。

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写真は琵琶湖南湖の3箇所で捕った個体です。セタシジミは捕れませんでした。
セタシジミ漁が行われている場所にも潜りましたが、見られるのは変な個体ばかりでした。
セタシジミで画像検索すると、近年に公開されたと思われる画像ほど、
殻高の低い怪しい個体が多い感じです。特に瀬田川・南湖産は雑種化が進んでいそうです。

写真一番右の個体(不明)は、典型的なタイワンシジミ種群もいる中で、それに混じって、
まとまって見られたため、未報告の外来二枚貝か、何らかの複雑な雑種の疑いもあります。
私は初めて捕りました。特徴は、殻表が緑褐色、内面は殻縁部は明色、それ以外は暗色。
殻高が低く横長。殻頂付近は盛り上がらず、輪肋が磨耗して、目立たない。小型が多い。
もしかすると、マシジミやタイワンシジミ種群の表現型のクローンかもしれませんが不明。

セタシジミとタイワンシジミ種群は、ニッポンバラタナゴとタイリクバラタナゴの現象に、
良く似ていますが、ニッポンバタラナゴは西日本という広域分布なため、
仮に10水域に生息していて、1水域が雑種化しても、9水域がまだ残っています。
それによって絶滅の回避は可能です。セタシジミは琵琶湖という1水域のみなため、
雑種化が始まれば、それは絶滅へ直結します。タイワンシジミ種群の完全な駆除は、
難しいですし、今出来ることは、雑種化を遅らせ、解決策を考えるしかありません。

セタシジミというブランド力は落ちるでしょうが、遺伝子汚染をもっと広く知ってもらい、
雑種の放流を直ちに止め、この問題へ真剣に取り組む必要があると思います。
ちょっと真面目に書いちゃった(笑)。琵琶湖病の私は、へんてこなシジミの味噌汁より、
セタシジミの味噌汁が食べたいです。本当はヤマトシジミの方が好きですけどね(爆)。

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滋賀県で採集したオグラヌマガイです。
先日maikyさんと一緒に採集しました。自賛したいほどですが、伝わらないね(笑)。
尊敬する某先生に確認を取ったところ「貝屋的には凄いネタです。すばらしい!
オグラを泳いでとった人は私は知りません。いただけるなら是非欲しいです。」
5個体を送って、喜んで頂きました。そんな貝なんですけど、分からないですよね…。

オグラヌマガイ Oguranodonta ogurae は、オグラヌマガイ属という1属1種で、
琵琶湖淀川水系の固有種(固有属)です。詳細はここに記されているため割愛します。
我々が採集した場所は、琵琶湖から遠く離れた、移入も疑われる、溜池とかではなく、
琵琶湖と繋がる水域です。これまで本種の生息報告が無く、発見だと思っています。
本来であれば報文を書くべきですが、淡水二枚貝類は採集圧が割りと高いそうで、
生息地公開による問題を避けるため、必要に応じて対応をすることに決めました。

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同所的に見られた二枚貝は、写真の左上2個体がヌマガイ、左下2個体がタガイ、
左から2番目の中央2個体がマルドブガイ、左から2番目の一番下がトンガリササノハガイ、
それ以外がオグラヌマガイです。他にタテボシガイとタンワンシジミ種群も見られました。

先のRDBには「少し流れがあるか、伏流水がある場所で、水深1~5mの軟泥底に生息する。
成貝は軟泥中に20~30cmも深く潜っていることが多い。」と記されています。
この場所は流れがほぼなく、全体が約27℃の場所と、底層だけ約24℃の場所があり、
約24℃の場所は伏流水があるかもしれませんが、むしろ約27℃の場所に多く見られました。

水深は0.5~1mで多く、1.5m以深では少なかったです。軟泥中に20~30cmというのは、
オグラヌマガイの説明文に、必ず出てくる解説文ですが、主に5~20cmで捕れました。
30cmも掘るとほとんどの二枚貝が殻でした。そして大きく違うと感じたのは軟泥です。
軟泥はシルトではなく、草木が枯れて、粉々になって堆積し、ふわふわしたものです。
それを掘るというよりは、底を撫でて堆積物を、巻き上げる感じで捕れました。
そもそもシルトが20~30cmもあれば、まず酸素が届かないため、棲めないと思われます。

この草木粉による堆積物の場所は、オグラヌマガイが優先的に生息していて、
他の二枚貝はたまに捕れる程度なため、オグラヌマガイくらいしか棲み難い環境なのかも。
逆に言えばオグラヌマガイは、大方の大型二枚貝が好む、礫砂泥には棲むことが出来ず、
草木粉による堆積物でないと、生き残れないのかもしれません。それで減っているのかも。
一見は汚い場所にも、そこを選択的に生息する生物がいるので、多様な環境は必要ですね。
我々ヒトにとっては、選択的に入らない環境です(笑)。かなり無理して潜りましたよっ。

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幼貝です。翼状突起(貝殻の上に羽のように伸びている2つの突起)が確りあります。
これが2つ確りある時点で、オグラヌマガイが確定です。これを見たとき大喜びしました。
この特徴は成貝になると、だんだん削れるのか、消えていくため、同定が難しいです。
一般種のドブガイ種群(タガイ、ヌマガイ)成貝は、殻頂(貝殻の一番上あたり)が滑らかで、
オグラヌマガイ成貝は、うねったようなシワがあります。これが一番の違いのようです。
同所的に両者がいたら、間違うわけが無いほど、違って見えますけどね。

剥き身はトサカギンポたちの餌にしました。カワニナ類も胎殻を確認するため、
茹でて身抜きをしていますが、その身は命の無駄がないよう、魚の餌にしています。
ここのところ、琵琶湖へ行き過ぎて、冷凍庫に1ヶ月分は、身が溜まっています…。

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とりあえず、泥抜き(ウナギは泥抜き不要ですのでしつこいですが)をしました。
水がかなり濁ったので、水換えもして、1日半ほど経って、食べてみることにしました。
小鍋で茹でて口が開いたので取り出しました。外套膜(鰓)を見て食欲がなくなりました。
泥で灰色ぽくなっている。さすがにこれは味の想像が出来たので、綺麗に外しました。
酒1、みりん1、濃い口しょうゆ1、ザラメ1で10分ほど煮詰め、たれごと器に移して、
味が馴染むように、4時間ほど冷蔵庫で保管。そして恐る恐る食べてみることに…。

まずは貝柱からです。口に入れると臭みはなく、特に旨みも無い。硬くて噛み切れなく、
飲み込むタイミングが分かり難い、ホルモンを食べている感じ。酒のつまみに良いかも。
斧足は非常に硬く、筋肉の塊のような感じで、特に味も無くて、何だかよくわからない。
内臓は青臭くて吐気が来た。無理すれば食べられそうだが、硬くていつまで噛んでも、
苦しみが続きそうなため、食べるのを諦めた。結局のところ貝自体に旨みは少なく、
全体が硬くて筋肉質。内臓は気持ち悪くて食べられないので、常人の食用には適さない。

ドブガイ類は琵琶湖周辺の漁港で水揚げし、食用として茹でているようです。
滋賀県東近江市のスーパーマーケットでは、ダブガイとして剥き身が売っていました。
ドブガイ類は食べられるのでしょうが、普通の人は区別しないオグラヌマガイの方は、
食用に適さないので、昔は食べていたとか、そういう話にオグラヌマガイは加えないでね。

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現在1個体を飼育中です。よく動いて落ち着き無いです。居心地が悪いのでしょうね。
この水槽は他に、マルドブガイ、メンカラスガイ、オトコタテボシガイがいます。
巻貝はモリカワニナなど、魚はホンモロコなど、もうほとんど琵琶湖です(笑)。
琵琶湖淀川水系の二枚貝で捕っていないのは、ミズウミマメシジミ、純系イケチョウガイ、
オバエボシ(琵琶湖産)だけです。前2者は諦めているため、オリエボシではない、
オバエボシ待ってろよーっ。今年中に捕る。貝殻のあった辺に潜って捕るぞー!!


追記 2020年02月20日
https://doi.org/10.1016/j.ympev.2020.106755
これまでオグラヌマガイ Oguranodonta ogurae Kuroda and Habe, 1987
は1属1種とされていましたが、
Anodontites lautus tumens Haas, 1910
http://mussel-project.uwsp.edu/fmuotwaolcb/nomsp_4283.html
のシノニムとされ、属も変更になりました。
Sinanodonta tumens (Haas, 1910)

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滋賀県の河川で採集したカラスガイ(メンカラスガイ型)です。
kさんと一緒に採集しました。これが捕れた時は、かなり感動しました。
過去にuさんが、たまたま釣り上げて、写真を撮り忘れたのが、ずっと頭にあったけど、
自分で潜って捕れて、そのもやもやが一気に解消され、とても気持ち良くなりました。

これを狙って捕るのに3年も掛かった。貝殻は何度も見たけど死殻に興味は無い。
他に琵琶湖淀川水系でまだ捕っていない二枚貝は...
1.ミズウミマメシジミ 水深30m以深にいるらしく、写真すら見たことがない。
2.イケチョウガイ(純系) 琵琶湖ではヒレイケと交雑して、もう絶滅かもしれない。
3.オグラヌマガイ 普通に狙ってる。捕ったらあかん場所なら知っているけど。
4.オバエボシガイ(琵琶湖産) 貝殻は捕った。オリエボシガイは採捕したが写真なし。
1と2はもう諦めている。3と4はいつか捕るっ。狙い続けるぞぉ。

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カラスガイ(カラスガイ型)よりも、膨らみが強いようだけど、どうなんだろうね。

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居る場所にはいくらでも居るもので、頑張らなくても簡単に捕れるので、
途中からはオグラヌマガイ狙いに切り替えていました。オグラさんもそんな感じなのかな。
琵琶湖淀川水系はカワニナ採集で206(潜水63)箇所、それに加えて魚採集の箇所も加えたら、
300箇所くらいかもしれないけど、メンカラスガイはここでしか捕れていません。

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タガイ、ヌマガイ、トンガリササノハガイ、タテボシガイ、マルドブガイ、マシジミなど、
同所的にいました。きっと巨椋氏もいるはず。今度は別の場所を入念に探そうかな。

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左がメンカラスで右がマルドブ。現在も飼育中です。そこそこ飼育に強いかも。


追記 2018年10月24日
メンカラスガイはカラスガイの型という見解もありましたが、分子系統的には割と離れて、
メンカラスガイ種でも良いと思われるめに変更しました。

追記 2020年02月21日
https://doi.org/10.1016/j.ympev.2020.106755
これまで琵琶湖のはメンカラスガイで、他はカラスガイとされてきましたが、
メンカラスガイ Cristaria plicatus clessini Kobelt, 1879
は東北から滋賀県まで分布。
カラスガイ Cristaria plicata (Leach, 1814)
は北海道から本州の日本海側とアジアに広く分布。