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2020年12月12日23時頃は濃尾平野の汽水域で、ささき君とシジミ捕りしました。
魚捕りのついでに拾った感じです。ヤマトシジミがささき君の3倍くらい捕ったのですが、
私は同じ場所で11月に捕って食べたので、1食分を残して後は譲りました。

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1日弱ほど砂抜きをして、茹でて汁と身に分けました。
汁には醤油・ネギ・溶き卵を入れて、さっとかき混ぜて、卵スープにしました。

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身は醤油に付けて食べました。美味しかったですが、11月よりも身と出汁の両方が、
薄い感じがしました。寒しじみ(1~2月)に近づいたので、美味しくなっていると思ったのに、
ちょっと残念な気持ちになりました。でもあまり苦労なく捕れるのでありがたいです。

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2020年11月14日22~23時頃は濃尾平野の汽水域でシジミ捕りしました。
前日からの腰痛(筋・筋膜性)で、ずっと立って動作したり、四つん這いになったりして、
腰をかばいながらで大変でした。今季初めてビニール手袋を使いましたが、
中が蒸れていたので、まだ早かったようです。来月には必須になることでしょう。

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ヤマトシジミとタイワンシジミ種群です。この関連話は8月に書きたかったのですが、
3箇月も待たされているのと、タイワンシジミ種群も捕れたので、少し触れたいと思います。
こちらの論文によると、タイワンシジミ Corbicula fluminea (O. F. Müller, 1774) と、
マシジミ C. leana (Prime 1864) は同種だから、新種記載の早い C. fluminea を残し、
C. leana はシノニムとして消去。そうなるとマシジミと呼んでいたものはタイワンシジミに。
それは違和感があるので、両者共通の和名は、カワシジミ C. fluminea に改称する提唱です。

この提唱は C. fluminea に、タイワンシジミとカワシジミの2つの和名が存在することになり、
少々混乱するため、私は従来通りタイワンシジミとする方が良い気がします。
種と学名は連動しない(変更されることがある)。種と和名は連動する(変更されることは極希)。
これが慣例や基本とされます。学名が変わっても和名は変わりません が分かりやすいです。

この種の学名は C. leana から C. fluminea と変更されたが、種と和名は連動するため、
学名が変更されようが、和名はマシジミのまま。すなわち、マシジミ C. fluminea です。
ただ、この学名と和名の関係は、規則があるわけではないため、提唱者によって、
A種に付けられた和名が、B種に付け替えられたり、納得し難い和名の動きがあります。
それを8月に書きたかったのですが、3箇月も返事待ち状態が続いています。

私は学名と和名が連動した方が、分かりやすいのてではないかと思ってます。
この場合だとマシジミ C. leana は消えて、タイワンシジミ C. fluminea が残るということです。
ただ、マシジミという和名に、慣れ親しんだ人にとっては、情緒的に消えてほしくない。
そう思う気持ちもあるでしょうし、和名には規則がないので、どう呼ぼうが勝手です。
小難しい話が長くなってきたので、この件はW君からの返信を待って、改めて認めます。

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1日弱ほど砂抜きをしました。茶色は網からの鉄分です。

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茹でて汁と身に分けました。汁には少しだけ醤油を入れ、身は醤油に付けて食べました。

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砂は残っていませんでした。汁は上品な味で美味い。体に良いものを入れている感じがする。
身はぷりっとした食感と、薄味ながらよく噛むと、じわっと旨みが出て来て美味しい。
シジミの質としては、中程度だと思いますが、味わい方としては、簡単で良い方法でした。

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2020年2月9日未明に捕ったハマグリを食べました。左の20Lタンクへ水道水と塩を入れて、
そこに錆びた焼き網を敷き、ハマグリを全て入れて、7時間ほどシルト抜きをしました。
しかし、高密度で吐いたシルトを、また吸っているのではないかと思って、
右の15Lタンクを用意して、2つに分けました。それから11時間後に撮りました。
水管が左は出ていて、右は出ていません。大きな差がありました。

アサリの砂抜きには、錆びた釘を入れると、よく砂を吐くと、聞きかじって、
何度かやったことはあったのですが、比較をしていないため、効果があるかわからず、
そのうちやらなくなりました。また、包丁を入れると良いという話も聞いていて、
ネットではステンレスの包丁を入れて、どうかなるわけがないという内容が見られました。
昔の包丁は鉄製だったので、手入れを怠ると錆びていたのを思い出しました。

この結果は水管が出やすいという証明は出来ても、砂抜き(シルト抜き)の効果は、
何ともわからないものでした。どちらも底にシルトがほとんど出ていなかったからです。
アサリやシジミであれば水管を出して、それと一緒に砂も出すとは想像します。
錆臭いとかは無く、鉄分が取れて良いため、今後もこの方法を続けようと思います。

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ハマグリは全て一度に茹でました。殻を捨てて身と汁に分けました。
身はしょうゆで数個体ほど食べましたが、この食べ方は簡単で美味しくて良いです。
汁はざるで濾して、ペットボトル2Lへ入れて、冷蔵庫で保管することにしました。

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残った身はレッド・ピクルド・ジンジャー・ボイルド・クラムです。
酒3、みりん3、砂糖2、濃い口醤油2、たまり醤油1、紅生姜1で30分弱火の後、
水飴1を入れて一煮立ちして、タッパーへ入れて冷蔵庫で寝かしました。
甘辛くて硬くなっているので、酒のつまみによく合います。日持ちするのも良い。

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味噌煮込みうどんを作りました。蛤汁に鶏もも、椎茸、ねぎを入れて強火で3分。
稲庭うどんを冷凍のまま入れて、解凍された頃に、赤味噌を大さじ一杯くらいを入れ、
鍋の中で溶きます。溶き終えたら、天かす、鶏卵、七味唐辛子を入れて出来上がり。
全ての食材に蛤汁が染み込んで、非常に美味しいです。名古屋流の味噌煮込みうどん
としては、ムロ節が入らず、味噌が少なく、麺も軟らかくて細いので、邪道ですけどね。

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汁は小鉢やコップに入れて、ラップせずにレンジでチンすると、最高に美味しいです。
旨味の塊なので、身よりもガツンと来ます。ハマグリは身よりも汁かなと思いました。

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2020年2月8日夜~9日明け方は、愛知県でmaikyさんとハマグリ捕りしました。
その前日に過去に使った道具を並べてみました。他にも4本熊手があったような。
今後は鎌以外を使わないと思います。色々試して30人力の達人と同じ道具に落ち着きました。
達人に少し近付けた気がしています。達人は横綱なので、私は幕内下位くらいでしょうか。

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2人で干潟へ行くと、偶然にもツイッター住民の、くまったクマさんとお会いしました。
「ある日 浜のなか クマさんに 出会った」でした。2日連続来られていたそうです(凄い体力)。
1時間45分ほど採集して、左が西村(2.48kg-網袋)、右がmaikyさん(2.40kg-網袋)でした。
後半は握力が無くなって来たので、鎌の柄に引っ掛かり部分を付けたいと思いました。

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ハマグリ捕りに行く前に、アサリの味噌汁を飲みそびれて、冷蔵庫に眠っていました。
maikyさんから素麺を入れると良いと、教えてもらったので試してみました。
大鍋で素麺を茹でて、小鍋で少しの水と味噌、そして味噌汁を入れて煮立たせ、
茹で上がった素麺を入れました。美味しいです。味噌と素麺の組み合わせは、
あまり聞いたことが無かったので、試したこともありませんでしたが、これは良いです。
ただ、素麺の軟らかさと、ワカメの硬い食感が合わない。ワカメは取り除くべきでした。

このブログは1記事に5枚しか画像を載せらず、2回ほど改造を試みましたが無理でした。
ハマグリは料理しましたが、残り2枚では載せられないので、次の記事にしたためます

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2020年1月25日夜~26日明け方は、三重県でmaikyさん、sugiura君、西村で採集しました。
1箇所目。maikyさんと時間潰しの魚捕り。2箇所目。3人でハマグリ捕り。
ハマグリを狙って行ったのは初めての場所で、sugiura君に案内してもらいました(感謝)。
小雨で胴長の上から雨合羽、胸とズボンのポケットには使い捨てカイロで万全。
大寒のはずなのに暑い。鎌で何度も掘っていると、汗だくになって、眼に汗が入る状況。
3個体も捕れれば良いと思っていたので、すぐに目的は達成し、短時間で止めました。
上2つがsugiura君、中が西村、右がmaikyさんの成果です。個体も綺麗で良い場所でした。
フィッシュグリップでジッパー袋が掴めて、重さが測れました。今後も使えそう。

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3箇所目。Y氏に色々とご教示頂き(感謝)、新規開拓で貝を探してみることにしました。
maikyさんと私が地図で探し、まずはmaikyさんが探してくれた場所へ。
私もいるかもと思って賛同。貝殻すら捕れませんでした。4箇所目。私が探した場所へ。
局所的でしたがザクザク捕れました。これはmaikyさんと私のいつものパターンです。
maikyさんが探した場所は捕れず(この段階は大事)、次に私が探した場所は捕れる。
逆に私が探した場所へ直接行くと捕れず、maikyさんが探した場所も捕れずになります。
マツカサガイ、オバエボシガイ、ニセマツカサガイ三重県中部型が捕れました。

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5箇所目。sugiura君の見つけた場所へ。ヨコハマシジラガイが捕れました(感謝)。
6箇所目。sugiura君の見つけた場所で魚捕り。全て目的達成して良い採集でした。
お二方とY氏ありがとうございました。ヨコハマはまた別記事に書ける内容まで記します。

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ハマグリは1日半ほどシルト抜きしました。あまりシルトは出なかったです。
確り茹でて(ノロウイルス対策)、大きな5個体を取り出し、赤味噌を溶いてひと煮立ち。
ネギを加えて、ハマグリの味噌汁の出来上がり。ケミカルさやシルトなどはなく、
昆布などを加えていないのに、旨味のある出汁がとても良く出ていて、
新鮮な風味があって、食感も硬過ぎずに、食べやすくて、非常に美味しい。

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大型個体は足の部分が硬く、よく噛まないと飲み込めません。そこで茹でた大きな5個体を、
串に刺して、スキレットを使って串焼きにしました。表面がある程度焼けたら、
鰻のたれを付けて、焦げ目が出来るまで焼きました。表面は甘辛くて、焦げ目も味になり、
中は水分と旨みが残り、焼き加減は良かったです。硬さも気にならず美味しかったです。
この場所のハマグリは、他の産地と比べて、味が濃くて美味しい。また捕りたいなぁ。