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汽水域で採集したカワグチツボです。
たぶん愛知県産です。別の種類かと思いましたが、川口さんだそうです。

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若い個体と老成個体。どちらも川口さん。

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川口さんは泥の上を這って生活しています。

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西村さんに捕まって、水槽に入れられてしまった川口さん。この後、行方不明に。

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2008年8月16日に三重県の汽水域で3人で採集したツバサコハクカノコです。

この日は木村昭一先生とsさんと私の3人で、貝類と魚類の採集を行いました。
3箇所周っても特に何も出ず、川に3人で座り込んでいました。そのとき木村先生が
「こういう感じのところにツバサコハクカノコがいそうな感じがするんだけどなぁ」
と仰ったので、私はツバサコハクカノコが何なのかすら、全くわかりませんでしたが、
この川ならそういう珍しいのは必ず出るはずだと、経験から不思議な確信があり、
「ここなら出ますよ!」と即答しました。しばらくすると、
やる気なく石を引っくり返していた木村先生がキター!!という表情を。
本当にツバサコハクカノコが見つかり、さっきまで3人でやる気なく、
座り込んでいた場所が、急にツバサコハクカノコの北限(東限も)分布地になりました。
ついでに、三重県初記録のフネアマガイまで見つかり、3人ほくほくで採集を終えました。

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生息範囲はとても狭いのですが、個体数はそれなりに確認できました。
私のような魚屋さんは、貝屋さんなどジャンルの違う方との採集は、
とても勉強になるところが大きいです。この採集で貝類への関心も少し高まりました。

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下からの撮影。一応、動画も撮ったのですが、あまり面白くないのでUPしません。

↓この採集は木村先生によって報告されました。
http://opac.ndl.go.jp/articleid/10341779/jpn
http://www.eco.pref.mie.jp/shizen/relay/124/
詳細な場所は生息地公開にならないよう、私がかなり無理な注文を付けましたが、
その意向を汲み取って下さった木村先生には感謝しています。

すみませんブログめっちゃサボってしまって。ネタはまだまだあるのですが…。
リンクを少しいじりました。閉鎖や放置を割愛し、2件のブログを追加しました。

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三重県の汽水域で採集したウミニナです。
愛知県産も混じっているかも。ホソウミニナとよく似ていて微妙な個体は迷います。

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なんだか生々しいです。フサゲモクズぽいのも写っています。
汽水魚水槽に入れると1ヶ月くらいで死ぬ個体がほとんどですが、
希に長生きする個体がいます。理由はよくわからないです。

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三重県の汽水域で採集したカノコガイです。
卵嚢が付いてますが、同所的にイシマキもいるので、どっちのだろう…。

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この場所では落ち葉や石の裏に、こんな感じてたくさん付いていました。

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和歌山県の塩分の高い汽水域産です。カラフルです。
これら全てカノコガイというアサリのような巻貝です。
私の範囲外の海産物なので、これは汽水魚水槽には入れません。

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汽水魚水槽には苔(正確には付着藻類)取りとして、巻貝は色々と入れてきました。
その中で最も長生きして、おすすめできる巻貝が、このカノコガイです。
次いでイシマキとカバグチカノコ属の一種(ヒロクチカノコ本土型)です。

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三重県の汽水域で採集したシラギク(シラギクガイ)です。
確り見ると特徴のある貝ですが、小さいので見落としがちです。
汽水域で微小生物を探そう、と思った時だけ、私の目に留まりました。
私が好きなキスイタナイスもそういう時に1度捕れたのですが、
バケツに入れていたら、バケツ内で行方不明。よくあることです。
それ以降は同じ場所に行っても、魚ばかりに目が行って見つけられていません。
同じ採集でも視点によって、見えたり見えなかったりすることがあるのでしょうね。