記事一覧

ファイル 502-1.jpg

愛知県の小河川で採集したサカマキガイです。
外来種としてはメジャーな方かも。子供の頃に神社の手水所にいて、
こんなところでも貝が生きられるんだぁ、と感心した記憶が蘇ります。

ファイル 502-2.jpg
チリメンカワニナ天国に、僅かなヒメタニシと一緒に見られました。
街中で夜だったので、不審者かという視線を感じましたが、カワニナ採集のためです。
もしも職質を受けたら、チリメンカワニナを撮ってました。で通じるかなぁ。

ファイル 502-3.jpg
サカマキガイとモノアラガイ。滋賀県産。図鑑やネットなどあちこちで見かける構図です。
どこでもいる2種の見分け方。殻が左巻きはサカマキガイ。右巻きはモノアラガイ。
一昔前ならばこれでよかったのでしょう。最近モノアラガイは非常に少ないです。
モノアラガイかなと思ったものは、たいてい別種なことが多いです。よーく見て下さい。
たいていハブタエモノアラガイやモノアラガイ近縁種(細長い感じの外来種)です。
先ほどネットで「サカマキガイとモノアラガイ」で画像検索したら、
最初に出てきたモノアラガイはヒメモノアラガイ。2番目に出てきた2種の比較写真の、
モノアラガイはモノアラガイ近縁種に見えました。最近はそんな感じのようです。
更にサカマキガイの方も、日本に複数種が入っているようなので、また同定厄介です。
左巻きか右巻きか。そんなかつての単純な同定は、もう出来ないんですよね…。

コメント一覧

ゆう URL - 2011/02/03 (木) 00:28 edit

深みに嵌ってしまった弱み?
よくよく考えたら自分ちの貝を見て「モノアライガイ」と思うこともあるし「サカマキガイ」と思うこともある。
右巻き、左巻きで区別することさえ知らんかった・・・勉強になりました。

white-wings - 2011/02/03 (木) 21:02 edit

ちっちゃいころは、これが「タニシ」(の子供)だと思っていました。
てか、親もそういっていたので。
ある時、マルタニシを採集して、
「お!フタがあるじゃん。今までのはタニシじゃなかったのか」と思ったものです。

こっちでは、高架駅にたまった水を流す排水パイプにまでひっついていますよ。

サカマキガイのほうが、触角(?)が細いですよね。
それでなんとなく区別できます。

ryu-oumi - 2011/02/04 (金) 14:01 edit

モノアラガイとサカマキは同所であまり見掛けません
うちの比較画像も正確にはモノアラガイじゃないっぽい~
大型モノアラガイは、湧水流入河川でしか捕ってないです。

西村 メール - 2011/02/06 (日) 01:53 edit

コメントありがとうございます。

ゆうさん。右巻きと左巻きも100%ではないようです。
巻貝は極希に逆旋個体が出るそうなので、それも頭に入れていないと誤同定します…。

white-wingsさん。関心がない場合は、淡水の巻貝はタニシと思いますよね。
日淡で言えば細長い小魚は、みんなメダカと呼ばれる感じかな。
サカマキガイは高架駅にどうやって侵入したのでしょうね。触角は細長いですね。

ryu-oumiさん。先ほど比較画像を見た感じでは、同定ポイントが見れず...ですが、
モノアラガイはタイワンモノアラガイによく似た感じの、モノアラガイ近縁種(外来種)
のように見えましたが、交雑していることも考えられるので、同定は難しいですね。
本物のモノアラガイは、滋賀県だと琵琶湖岸に近い、普通の用水路で捕りました。
ただ、これが濃尾平野になると、本物のモノアラガイは非常に少ない印象です。

タロベエ メール - 2011/02/08 (火) 13:18 edit

こんにちは。
>もしも職質を受けたら、チリメンカワニナを撮ってました。で通じるかなぁ
↑多分無理かも(笑)。こう言うの考えちゃうから冬の採集は何だか気を使ちゃいますね。

西村 メール - 2011/02/09 (水) 00:46 edit

タロベエさん。コメントありがとうございます。
疑われないためにも、日淡用の名刺を作っています。チラシの裏に印刷しただけの。
余計に疑われるか、笑ってもらって、うまく切り抜けられるか、未だ実験には至らず。