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2015年2月21日08:48~09:07は琵琶湖で素潜り採集して来ました。
滋賀県へ入って道中の電光表示板は-3℃、路肩には残雪が山のように、寄せてありました。
そんな中でも琵琶湖へ立ち込み、ルアーを投げ続けるバサー。何か同志のように思えました。

今年に入って琵琶湖と河口域へは、ウエットスーツで5回潜っているものの、全て夜間でした。
冬の昼間に潜ってみたい。そう思って朝に潜ることを決め、6時半頃に夜が明けました。
しかし、気温が-2~0℃で、これまで潜った夜よりも低い。寝ずに来たので、眠気も酷い。
気温上昇を横になって待つ。1時間経っても0℃。腹を括ってウエットスーツへ着替え開始。

しばらくすると人が近付いて来た。お互いほぼ同時に話し掛ける。そこで気が付く。あっ!!
あんた最低のプロ鳥屋さんやん。此処で会ったが百年目。4年前の恨み晴らさせて頂きます。
眉間が戦闘モードに入りかけた時、向こうからあの時はと謝ってきました(このブログ見た?)。
その後の話も割と冷静にできたが、向こうが、湖北みずどりステーションの前へ潜るときは、
一言掛けて頂ければと口走ろうとしたので、もう潜ったっと言い返しておきました(プチブチ)。
ウエットスーツの背中にあるファスナーを閉めてもらったので、今後はもうくどくど言いません。

ウェアラブルカメラをスタートさせ、100m余りの短い距離を採集しました。
魚はヌマチチブ1個体のみで、まだ冬だなぁと思いながら、カワニナと二枚貝の採集をしました。
春から秋の装備と比べると、冬の重装備は非常に潜り難くて、すぐに息が上がり(ぜいぜい)、
グローブが掴み難くて、網袋のファスナーなんて、開くのが大変でイライラしました。
写真はウェアラブルカメラから切り抜いたもので、レアなオトコタテボシガイが捕れました。

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水温は上がった後で測ったところ6.6℃でした。気温0℃+6.6℃=6.6℃に約19分間でした。
寒そぉぅと思った方。寒さは入った直後の約1分、水から上がった直後の約1分くらいで、
日差しもあって、夏に海パンで入っている感じに、錯覚しそうでした。本当に寒くないです。
例えると、2月にTシャツ・短パン・サンダルでは、外は寒くて出歩けません。
しかし、着込んだ上に、ダウンジャケット、長ズボン、ブーツではどうですか?
更に手袋、フェイスマスク、ゴーグル。足首なんて合計13mmもある靴下で守られています。

寒かったら厚着をすればいいだけなのです。それを同じ格好で素潜りしていないのに、
寒いに決まっているという先入観で敬遠されるのが、どうにも納得ができません。
私が寒さに強い超人であるならば、正月に一緒に潜った要芽さんとガヤさんも超人です。
そんなに超人ばかりいません。これは単純です。常人でも厚着すれば寒くないだけです。
逆に昨年7月13日(夏)は、薄着(海パン)で寒くて震えが来たので、2月より7月の方が寒い?
これは水温に応じた適切な装備ではなかっただけで、7月でも寒いし、2月でも暖かいのです。

但し、水から上がって、普段着に着替える時は、びしょ濡れの体に、タオルを巻いただけになり、
そこに風が吹くと、7月とは違って、非常に寒いです。これまで5回はあまりの寒さに叫びました。
それは低い気温で最も薄着になる瞬間だからです。これだけが唯一の寒さ地獄です。
今回は風が弱く、日差しがあり、7月とさほど変わらず、落ち着いてゆっくり着替えられました。
これが同日でも夜の強風ならば、叫んでいたことでしょう。結局は適切な防寒対策だけです。
厚着で冬に潜るより、薄着で夏に潜る方が寒い。冬に昼夜6回潜ってはっきりとわかりました。

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採集したオトコタテボシガイとカワニナ各種(チリメン、イボ、ハベ、ヤマト)です。
これまで素潜り6回は1日1回だけで、濡れたウエットスーツを、再び着て入水していません。
1日2回素潜りは冬に試しておらず、私も冷たいに決まっていると、先入観があるかもしれません。
それを試してみたいです。結果が地獄であっても、体験したことによって、次は止められます。

コメント一覧

サレンダー メール - 2015/02/22 (日) 17:51 edit

こんばんは。

ウエットスーツの下に厚着してたんですね。可能だったんですね。そうだとしても尊敬します。

そんな中、オトコタテボシが採集できてよかったですね。

西村 メール - 2015/02/22 (日) 18:48 edit

サレンダーさん。コメントありがとうございます。
ウエットスーツの下はラッシュガードだけです。厚着というのはたとえみたいなもので、
海パンと比べて、露出面が少なく、それを覆う物も分厚い、という意味での厚着です。
旭川なんか-30℃なんて日もあるようですが、極寒の朝に小学生が元気に登校しています。
寒いから学校が休みとか、学校に行かないとかはないわけで、それが出来るのも防寒対策です。
防寒対策が確りできていれば、サレンダーさんも特別に寒くて大変とは感じないと思います。
むしろ防寒対策が不十分で、秋に何度も潜りましたが、これは本当に大変でした。
オトコタテボシガイは良かったです。こちらに来られたら一緒に潜りましょう。

maiky - 2015/02/23 (月) 12:18 edit

こんにちは。
イボかっこいいです。小判拾いに行きたくなりましたよ(昼間ね)!
うーん、でも4月頃からで(笑 

西村 メール - 2015/02/23 (月) 23:43 edit

maikyさん。コメントありがとうございます。
イボは捕ったときはカゴメと思い、家に帰ってコセイと思い直し、最後はイボに落ち着きました。
最近はまともにカワニナ採集していなかったので、同定力が落ちていました。もっと潜らねば(笑)。

足首付近に浮力が強すぎて、深く潜ると足から浮上しそうになるため、かなりしんどいです。
また、フードで頭も浮力が強く、ウエイトが付いているお腹あたりは、よく沈むというアンバランス。
結果として海老反りになるので、カゴメがいそうなあたりは、ちょっと危なくて潜れないかもです。

2月より4月の方が寒いと思います(笑)。

要芽 - 2015/02/24 (火) 00:55 edit

こんばんは~。

某所の方まだいたんですね(笑)。
あの時も寒かったけど、今考えるとまだまだ楽勝だったかなと・・・
おっしゃる通り、しっかりと対策すれば暖かいです!
ウエットも購入したし海パンは卒業かな(笑)。

西村 メール - 2015/02/26 (木) 07:23 edit

要芽さん。コメントありがとうございます。
今回よりはあのときの方が寒かったです(これを信じてもらうには体験以外ないと思う)。
海パンは動きやすいので、真夏はウエットは封印します。

>2月より4月の方が寒いと思います(笑)。

これの理由を追記します。 http://www.tansuigyo.net/m/diary.cgi?no=538
5月3日(4月ではないですが)、気象庁長浜の同時間帯の気温12.3℃、水温10.1℃です。
今回は2月21日、気温0℃、水温6.6℃です。これまでも記してきましたが、
低い気温(0℃)で、高い水温(6.6℃)に入ると、暖かく感じます。水中は6.6℃高い。
その逆で高い気温(12.3℃)で、低い水温(10.1)に入ると、寒く感じます。水中は2.2℃低い。
冬は琵琶湖の方が暖かく、春は琵琶湖の方が冷たい。そのため2月より4月の方が寒いのです。
そのため寒いのが嫌というのでしたら、暖かい2月に入りましょう(笑)。