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ファイル 1035-1.jpg

三重県の汽水域で要芽さんが採集したテッポウエビ属の一種Bです。
この記事ハシボソテッポウエビと誤同定していました。初めて見た種類でした。
何となくハシボソよりも模様がはっきりしないなと思って、吉郷英範(2009)で確かめたところ、
テッポウエビ属の一種Bだと思います。インターネットだとこちらにも写真がありました。
分布は琉球列島(沖縄県名護市以外での記録は無い)とされています。
えーっと要芽さんが捕ったのは三重県です。これは大幅に北限更新したようです!
もっときちんと写真を撮ろうと、水槽を覗き込みましたが、どっかに穴掘って隠れている模様。
これだから汽水域は面白い。最近は琵琶湖が遠くに感じる。どっちもそろそろシーズンオフ…。

コメント一覧

white-wings - 2014/10/14 (火) 23:44 edit

まさかの珍品、おめでとうございます。
そういえば、以前記事にしていたハシボソテッポウエビとはちょっと色合いが違いますね。
(まあ、色合いは同定のアテにならないのは重々承知ですが)

西村 メール - 2014/10/15 (水) 22:30 edit

white-wingsさん。コメントありがとうございます。
どうもです。Y氏に確認を取りました(感謝)。テッポウエビ属の一種Bの可能性は高いそうです。
黒潮の流れ者だと思われるため、報告が無いだけで、広く見られるのかもしれません。
ただ、本州初記録ですし、これまで知られていた場所からは、1100km以上離れています。
今年の三重県南部での採集は、最後にしようと思っていましたが、また行きたくなってきました。