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2013年6月29-30日は要芽さんと琵琶湖で採集です。
数人に連絡するも、2人しか集まりませんでした(笑)。もう少し集まれば、
目的や採集方法も変わったのですが、この2人が揃うと、いつもハードになります。
目的は要芽さんがイワトコとビワナマを見る。私は某ヒガイとカワニナ採集地点を増やす。
そして、奥の洲の北西側の洲へ、シライシ号で向かって、某貝を狙うことです。

29日21時前に要芽さんが西村宅へ到着。必要な荷物を選択して車へ積み込む。
そのとき、要芽さんが「あっシライシ号を忘れたっ」と。取りに戻る時間的な余裕がなく、
仕方がないので、奥の洲の北西側の洲へは、泳いで行く事にしました(往復1.2km)。
この時点で常人が一緒だったら、取りに戻りましょうよ。という話しになっているのかも。

とりあえず、一般道で琵琶湖の某所へ。A地点は特に何もいないので潜らず。
B地点はビワナマが1匹だけ見られたが、イワトコはいない感じなので潜らず。
C地点は潜ると決めて、要芽さんは海パン、私はウエットスーツ。ナマズしかおらへん。
D地点は何もいない。E地点は地図で適当に決めて潜って、そこそこカワニナが捕れた。

F地点は往復1.5kmほど泳いで、要芽さんはイワトコを数個体ほど見たようで良かった。
私の目的の某ヒガイは、ビワヒガイ1匹すらおらず。しかし、60cmオーバーのウナギが、
数個体も見られて、1m超えたウナギもいた。むっちゃ捕りたかったけど、道具がなかった。
ウエットスーツを捻って着ていたようで、右腕の皮膚が擦れて出血していた(水がしみる)。

夜が明けてイワトコ・ビワナマ・某ヒガイ狙いは強制終了。3箇所で1.7kmは泳ぎました。
水温などの条件は良い日だと思うけど、要芽さんは琵琶湖の魚に嫌われているのかも…。
B地点へ戻って、30分ほどルアーを投げるも、釣れる気配が無いので、奥の洲方面へ移動。

写真は6月30日07時30分頃の奥の洲です。上の真ん中が奥の洲。その右側にある小さな洲。
それが奥の洲の北西側の洲(名無し)です。ある意味では奥の洲の奥の洲なのですが…。
当初はそこへシライシ号で、行く予定でしたが、要芽さんが忘れたことによって、
片道600mほど泳ぐしかありません。しかし、左下の写真をよーく見て下さい。
洲と洲の間に、黒く見えるものは、全部ヒシなのです。水鳥の洲でもこれがあって、
体にまとわり付いて、かなり苦しめられたので、こんなにあると、泳いで進めません。

我々はこういう状況でも、無理して行く質ですが、私は行ったことがある場所でもあり、
冷静に無理して行く必要はないと思い、要芽さんを説得して、次に潜る場所を考えます。
そういえば大同川は、tさんとmさんと潜ろうかどうか迷って、あまりに水が汚いので、
止めたけど、要芽さんの根性があれば、潜れるんじゃないか。結局、大同川へ行くことに。

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大同川へ着いて、潜る気まんまんな要芽さん。私はウエットスーツを着替えるのに、
時間が掛かるから、先に潜って状況を教えてと言う(本当は汚いので潜りたくない気も)。
要芽さんが戻って来た。透明度は悪いが面白いと。満面の笑みで。「おれも潜る!」
ウエットスーツに着替える時間がもったいない。よしっ。今年初の海パンでドボンする。
冷たいっ。透明度20cm。底はどろどろ。潜ると急に底が現れる。顎を擦って出血した。
写真を見て下さい。要芽さんが浅場で底を探って、泥が巻き上がっています。
こんなときはほぼ何も見えません。このアホなことしてる感が、心地よかったり(笑)。

後ろにある工場の煙突を見て、ピンと来た方はいませんか。そう。ここなのデス
「中二病でも恋がしたい!」のEDを見て、この場所あそこだろぉ!!っと思ったわけです。
潜った場所と工場の間に、EDの撮影場所と思われる場所があります。角度がほぼ同じ。
魚捕りで何度か来て、覚えていた場所ですが、まさかここに、潜るとは思わなかったです。
これまで潜った中で、透明度は2番目に悪かったです。皆さんは真似しないようにね。

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写真左下は海パンと長袖とタオル。水から上がった体を拭くと黒くなりました(泥々)。
我々が潜った大同川は、「伊庭内湖」と呼ばれることもありますが、これは間違いです。
説明します。まず位置。大同川ピンのある広い水域が、伊庭内湖と誤認されています。
次にここここのページを参考に、大同川と伊庭内湖の位置に注目して下さい。

伊庭内湖は干拓されて、もう無いのです。現在、伊庭内湖と間違われている場所は、
「大中の湖」の残存部です。ここを利用して、干拓の際に排水路としていたようです。
大同川の河口から約1kmは人造水路で、これら全流路を東部承水溝と呼んだそうです。
本来の大同川は、大中の湖へ注いで終わりでしたが、東部承水溝へ注ぐことになり、
東部承水溝も含めて、琵琶湖までの一連の流れが、大同川と呼ばれるようになりました。

すなわち、伊庭内湖はもう無く、伊庭内湖と間違われている場所は、大中の湖の残存部で、
一時期はそれを東部承水溝と呼び、現在は大同川の川幅が広くなった水域。これが正確。
但し、この場所が単純な河川かと言われると、琵琶湖とは標高差がほとんどなく静水で、
琵琶湖と連絡して、生物の移動も可能なため、内湖環境だと言えると思います。
しかし、伊庭内湖ではなく、大同川という内湖だということです。難解ですね…。

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大同川で泥々になった体を、どっかへ入水して、洗浄潜水したくなりました。
近場で水が綺麗なところを脳内検索。カワニナ丸の進水式で行った伊崎半島だ。
最初は軽く泳ぎ、泥を落とすつもりでしたが、だんだん棹飛堂まで泳ぎたくなり、
長距離なので、行きたがらない要芽さんを、何とか説得して、決行しました(感謝)。

棹飛堂は写真上の突端の裏側にあります(遠)。途中で波が高くなり、泳ぎ難かったですが、
何とか棹飛堂まで行けました。潜ると水温躍層があって、急に冷たくなってビビリました。
泳いだ距離は約1.5kmで、フィンの使い過ぎで、右足首の皮膚が捲れて出血。かなり痛い。
右腕・顎・右足首が怪我して、さすがにもう遠泳は無理だ。次で最後だ(まだ潜るのか)。

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次は何度も潜っている米原市磯へ。2週間前はバサーが4人いて、潜ることを断念したけど、
今日はバサーが1人だったので、邪魔にならない位置で、軽く潜ることにしました。
地元ぽい方に、昨年も潜って貝を捕っていた人がいたと。私は昨年潜ってないぞぉ。
どうやら同じカワニナを捕っている人がいるようです。仲良くなりたいです(笑)。

今回はこれで終了です。29日23時30分頃から30日14時30分頃まで、潜りまくりました。
6箇所で合計約3.4kmです。この数字は水面の移動距離で、潜水距離を入れたらもっとです。
ちなみに、要芽さんは3回ほど、助手席で寝ていましたが、私は寝ていません。
名古屋と琵琶湖の一般道往復は全て私が運転。よく体力が持ったなぁと自分で思いました。
私に着いて来れる方を募集中です(笑)。次はいつ潜りに行こう。今週末かな(爆)。
琵琶湖は何度も潜ったけど、常に新鮮な驚きがあって、飽きないし面白いデースよ!